Chromebookだけで1日の仕事をしてみた

Chromebookな1日 テック

人類は、Chromebookだけで仕事ができるのか?実際に試してみることにしました。今日は、MacBookは開きませんよ。

仕事と言っても、人それぞれです。僕が普段やっていることをリストにしてみます。会社の仕事だけでなく、いろんな活動も含めて仕事と呼んでいます。

  • 大半はwebシステムやスマホアプリの開発。
  • 会社経営をしていて、事務処理がある。
  • 会社はリモートワークで、ビデオチャットがある。
  • PTAの広報委員長で、広報誌の発行が佳境。
  • ブログを書いている。

この日は、会社とPTA広報を含む3案件の仕事をしました。さらに、ブログを公開。また、お昼には病院に行ったので、外で仕事をする時間もありました。シングルファーザーなので、家事育児もあるのですが、これについてはアナログ仕事しかなかったので含めていません。

今日の仕事環境

Chromebookは、ASUS C101PAです。2年前の機種ですが、今でも人気があるようです。日本では約4万円で購入できます。僕はUSキーボードが好みなので、USのAmazonでもう少し安く入手しました。

普段、30万円くらいのMacBook Proで仕事をしているので、価格もスペックもかなり低いですね。画面サイズは、MacBook Proが13インチで、C101PAが10インチ。これくらいでも大丈夫なのですが、外付けのモバイルモニターを使いました。

トラックパッドもMacBookよりも小さいです。これも、個人の感覚としては問題のないレベルですが、念のため、マウスを用意しました。

モニターもマウスもおすすめのモデルなので、また別の機会に紹介しますね。

1案件目:webシステム開発

これは、Chromebookでも余裕ですね。ターミナルからsshでサーバーにアクセスして開発します。コードを書いたら、ブラウザで確認。

Chromebookな1日キャプチャ

最近のChromebookは(ベータ機能だけど)Linuxが動くので、ターミナルからあれこれインストールできます。今日はシンプルに、sshから開発用EC2インスタンスにアクセスして、コードを書きました。

これだと、マシンスペックが低くても問題ないのは分かりきっています。今後は、開発環境を整えて、ローカル開発にも挑戦していこうと思っています。ただ、C101PAはCPUがARMなので、Androidアプリを動かすには有利だけれど、Linuxの環境構築が不利なのです。マシンの買い替えも頭をチラつきますね。

2案件目:webシステムのトラブル調査

開発が余裕なのは分かっていたので、Chromebookだけで1日過ごすという実験に踏み切ることができました。ところが、ここでトラブル発生。調査が必要となりました。

システムにインポートするデータのCSVファイル。仕様が書かれたExcelファイル。これらを扱う必要があります。

Chromebookな1日キャプチャ

結論としては、何の問題もありませんでした。MS Officeのファイルはサーバーにアップロードしなくても、Chromeでローカルファイルを見ることができるんですね。大きなファイルだと操作がもたつくので、その場合は、そのままサーバーに送ると快適に操作することができます。

そもそも、普段からmacでもOffice製品は使っていなくて、PagesやNumbersで代用していました。なので、MS Officeが使えなくても、互換製品があれば何とかなっている状況です。今後も、大丈夫なのではないかと思っています。

3案件目:PTA広報誌のチェック〜入稿

これが一番大変でした。というのも、開発と違って、Chromebookでのフローが確立していないからです。どういう内容の仕事なのか、リストにしてみますね。

  • デザイナーさんにDropBox経由で素材を渡す。
  • デザイナーさんからDropBox経由でデザインが送られてくる。
  • 広報委員会のLINEグループで共有。
  • 委員で内容をチェック。
  • プリントアウトして学校に提出、チェックしてもらう。
  • フィードバックをデザイナーさんに伝える。
  • 最終的にできあがったイラレのファイルを入稿。

予算を考慮し、印刷はラクスルを使っています。1学期の終業式の日に広報誌を配布する、というところから逆算して、入稿締切は今日。学校からは、大きめの修正要望が来ている。事情により、こんな炎上案件になっていました。

DropBoxは、ファイルシステムと同期をすると、Chromebookのストレージ容量では足りません。ブラウザでアクセスしてデザイナーさんのデータを受け取るようにしました。それをLINEで共有するのですが、ローカルにダウンロードせずにDropBoxの発行するリンクをLINEに貼り付けるだけで済むので楽です。(実際は、なぜかアクセスできない人がいたので、Google Driveに上げ直しての共有もしました)

LINEは、Chromeアプリが公開されています。時間がない時にスマホでメッセージを入力する余裕はないので、コピペやキーボードが使いやすいのは良いですね。

学校に提出する印刷物や、デザイナーさんへの修正指示のために、PDFへの手描きが必要でした。これは、Adobe Acrobat ReaderのAndroidアプリをインストールすることで解決します。

Chromebookな1日キャプチャ

C101PAは画面がタッチ対応なので、スマホ用のタッチペンを使って、画面に直接書き込むことができます。このタッチペンは、安いにもかかわらず快適でした。

印刷と学校への提出は、他の会員にお願いしました。うちにはプリンターがなく、いつもコンビニのネットワークプリントを使っています。もしも、僕が印刷することになったとして、Chromebookのブラウザでファイルをアップロードするだけなので、問題なかったでしょう。

今日、1日の仕事の中で唯一Chromebookでできなかったことは、イラレのAIファイルの確認です。AIファイルを閲覧するアプリはあるのですが、かなりファイルサイズが大きく、開くことができませんでした。

ミーティングとコミュニケーション

ミーティングは、Zoomを使ったビデオチャットで行います。Chrome上で動くものを試してみたところ、相手からは、音声や映像がおかしいと不評でした。後日、Androidアプリを使ってみましたが、こちらはCPUのパワーが足りず、使い物になりませんでした。

Chromebookな1日キャプチャ

開発のタスクや資料の管理は、Backlogとesaを使っています。どちらもブラウザベースなので、問題はありません。一部、DropBoxを使っていますが、こちらもブラウザでアクセスできます。

オンラインコミュニケーションは、相手によって、Slack、Facebookメッセンジャー、ChatWorkを使い分けています。これらは、All-in-One MessengerというChromeアプリで統合して扱えます。LINEは前述の通り。あとは、ブラウザでTypetalkにアクセスします。

Chromebookな1日キャプチャ

通知もちゃんと送られてきますし、集中モードのときは通知をオフにもできるので、使い勝手は良いです。

ブログ

Chromebookはタブレット端末と違って、デスクトップ版のChromeが動きます。つまり、表示がデスクトップモードだし、Chromeの拡張機能が動くということです。iPadなどのタブレットだとできないことも、Chromebookにはできます。

Chromebookな1日キャプチャ

当然、WordPressの進化しすぎた投稿画面も普通に動きます。今、この記事もChromebookで書いていますが、何も問題ありません。

Chromebookな1日キャプチャ

ただ、カバー画像(アイキャッチ画像)の作成だけは、Photoshopがないとつらい。Pixlr EditorというChromeアプリは、レイヤーが使えたり文字装飾ができたり、ブラウザ上とは思えない使い勝手の良さです。しかし、日本語フォントの選択肢がないのと、装飾の細かい指定ができないのが残念。

Chromebookな1日キャプチャ

PhontなどのAndroidアプリを組み合わせてみたのですが、イマイチです。一番大きいのは、カーニングの機能がないことです。カーニングというのは、一つずつ文字と文字の隙間を調整することで、自分がちゃんとできているかはともかく、するとしないとでは大違いに見えます。

上のヨシダナギの記事のカバー画像はMacBook ProのPhotoshopで作りました。下のPrime Dayの画像は、ChromebookでPhontとPixlr Editorを組み合わせて作成。後者は、文字の隙間が気にならないフォントを使わざるを得ませんでした。違いは明らかです。これを踏まえて、今読んでいるこの記事の画像は何を使って作られているでしょう?

手持ちのフォントが使えて、カーニングができて、なめらかな文字装飾ができるwebアプリやAndroidアプリをご存知の方がいたら、教えてください><

まとめ

結論だけ言うと、今日の仕事はChromebookだけで終えることができました。最後にAIファイルが開けないという問題があったのですが、別の事情によりデザイナーさんに入稿作業をしてもらったので、なんとか問題にならなかったというのはありますが。

もともとローカル開発環境を持たずに、サーバーにアクセスして開発するというスタイルだったので、開発業務はいつも通りにできると考えていました。また、普段からMS Officeを使っていないので、この点でも心配はしていませんでした。結果は、予想通り。生産性を落とすことなく、Chromebookだけで仕事ができました。

一方で、Chromebookが苦手とすることも見えてきました。まずは、ビデオチャット。これは、ハードウェアスペックが上がれば解決するような気がしています。性能の良いマシンで試してみたいですね。また、Zoom以外のサービスではどうなるか、気になります。

IllustratorとPhotoshopが使えないのは致命的です。当初の目論見では、複数アプリを組み合わせればなんとかなるのではないかと考えていましたが、どうしてもできないことが出てきます。また、ブログ記事のカバー画像など、Photoshopひとつあればサクッと作れるので、その手軽さがないというのもつらいですね。

ということで、Chromebookは、プログラマーの仕事はストレスなくできるけれど、デザイナーの仕事は難しい、という結論になるかと思います。オフィスワークについては、MS Officeをバリバリ使う職場環境だと、どうでしょうか。みんなでG Suiteに移行しないと難しいところもありそうです。

いざという時には、据え置きのWindowsやmacをリモート操作するという手もあります。Chromeリモートデスクトップで、常時起動しているMacBook Proにアクセスして、Photoshopを操作することができました。ちょっとした作業であれば、なんとかこなせそうです。

冒頭で、仕事は人それぞれだと書きました。今回の試みは、僕にとっては普段通りに仕事ができた、という結論です。他の職種の人にはどうなのかは、何とも言えません。まあ、普段通りなのであれば、MacBookから乗り換える必要はないのですが、Chromebookは価格が安いという以外にも、Googleのアカウントさえあれば簡単に環境を移行できるメリットがあります。積極的に使っていきたいというモチベーションは高まっています。

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